エセルのできるまで


1.	紙(画面)は真っ白。なんでも描けます(^^)。女の子(エセルと名前をつけました)の絵を描くことにします。最初はマウス(タブレット)で下書きを描きす。線がまがったり、はみ出したりしても後で消せますから、とにかくいきおいよく好きなように線を引いていきます。

2.	次に、エセルの線を決めていきます。まず顔を整えます。正面を向いている顔はむずかしいですから、画像を水平に反転してみるとデッサンのくるいがわかって直しやすいです。左腕をすこし描きなおしました。

3.	もう少し左腕を描きなおして、体と果物、かごの線も決めていきます。かごは果物でかなり重そうなことに気付いたので、右手をかごの下にしました。エセルは力持ち(^^;)。

4.	さらに、大きく描きなおし。実は、前の絵の右下のまるいのものは、リスのような尾を描くつもりだったのですが、他の人が見ても尾か何かわかりそうもないので消してしまいます。エセルの左手が隠れていたので、出るようにエセルを腰まで描くことにしました。これで結果的にエセルがこの絵の構図の中心にもなりました。線はさらに整理してあります。果物かごは写真や実物をみて、描きやすいように省略しながら描きます。色も塗りました。背景もきまってないのに色塗りは早いかもしれませんが、この絵はMS-DOSの16色しか使えないペイントソフトで描いていて、その色数の制限から、エセルに使う色を先に決める必要があったためです。

5.	エセルを間違って消してしまわないように画像を保存したあと、背景を思いきりよく描きます。イメージがつかめるまで何度でも描きなおします。背景の緑色が濃すぎてエセルが隠れてしまいそうです。

6.	エセルを浮き立たせるために、エセルのまわりの緑色を薄くしました。髪の色を変え、服とかごに影をつけました。

7.	背景全体の色彩や明度のバランスを決めたら、後は細部を描き込みます。このとき、きめた色彩や明度のバランスをくずさないように注意します。エセルの髪をもっと軽くしたいと思い薄い色にしました。すこしでも戸外の光を表現したかったので、首とかごの下に濃い影をつけました。さらに髪のひかっている部分や、くだものの影、背景の建物、花を描き加えてできあがりです。この絵は、森とエセルの家を背景に恋人のルークが写した写真という設定です。タイトルは「夏の森のエセル」と決めました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
●制作過程動画

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